旅と風景、ときどき列車

列車や鉄道遺構、城跡、乗り物、街歩き、グルメ、エンタメなど、心に残った風景や記憶をゆるやかに綴っています。

020.鉄道関連

【群馬・安中】東邦亜鉛安中製錬所の工場夜景が期間限定で復活(2026年3月18日〜23日)

2026年3月18日夕方から23日朝までの期間、群馬県安中市で特別な光景が見られた。 東邦亜鉛安中製錬所の工場夜景が、期間限定でライトアップされたのである。 普段は事業再編の影響で明かりが大きく減っているこの工場。その姿が、市制20周年の記念として、数…

旧国鉄宮原線 廃線跡を歩く 竹筋コンクリート橋梁が残る路線跡【2010年訪問記(加筆再編集)】

もう15年以上前になりますが、2010年12月31日、熊本県小国町に残る旧国鉄宮原線の廃線跡を訪ねました。 宮原線は大分県の恵良駅から熊本県の肥後小国駅までを結んでいた路線で、1984年に廃止されています。この記事は、当時@niftyで書いていたブログに掲載し…

清瀬市郷土博物館に「本物のB寝台」登場 特別展「寝台列車今昔物語」最終日に再訪(2026年3月15日)

清瀬市郷土博物館で開催されていた特別展「寝台列車今昔物語 ~夢空間が清瀬へ、その軌跡~」は、2026年2月1日から3月15日まで開催された企画展です。 この特別展は、JR東日本の豪華寝台客車「夢空間」のダイニングカーとラウンジカーが清瀬市立中央公園に保…

日田に保存されたブルートレイン「富士」の記憶 解体で消えた最後の個室寝台オロネ25

2014年8月、阿蘇へ向かう途中だった。日田を抜けようとしたとき、「日田天領水の里 元氣の駅」の敷地に青い車体が見えた。 ブルートレイン「富士」だ。 保存されていることはインターネットで知っていたが、実際にブルートレインの姿を見るのはこのときが初…

【中国鉄道の同人誌】大陸百鬼夜行2 中国寝台列車の世界 私が海外鉄道に興味を持つ理由

2026年2月末、東京神保町の書泉グランデに立ち寄りました。鉄道書の品揃えで知られる店で、鉄道好きにとっては一度は訪れてみたい場所です。フロアに並ぶ本の量は圧倒的で、国鉄・JRから私鉄、廃線記録、模型、DVD、時刻表まで、鉄道に関するものがとにかく…

【「小江戸」から「トキイロ」へ】お召列車も担当した西武新宿線10000系30年の軌跡

西武鉄道 NEWS RELESE 2027年春「トキイロ」運行開始!より 2026年2月19日、西武鉄道から新車両「トキイロ」が発表された。2027年春に新宿線へ導入し、有料着席サービスを刷新するという内容である。 「トキイロ」は“時の色”に由来する名称だという。朝・昼…

【EF58 61号機】お召列車の象徴 1984年・国府津と甲府で見たロクイチの輝き

天皇誕生日という日に、私が思い浮かべる機関車があります。お召列車の先頭に立ち続けた特別機、EF58 61号機。通称「ロクイチ」。1984年、国府津と甲府で間近に見たその姿は、単なる保存機や名機という言葉では足りない存在でした。本稿では、お召機としての…

【昭和の杜博物館】臨時休館の経緯とSNS拡散問題 ブログ公開後に連絡を受けて考えたこと(2026年2月15日~臨時閉館)

先週、松戸市にある私設博物館「昭和の杜博物館」の訪問記を公開したところ、運営スタッフを名乗る方から「記事の公開を控えてほしい」との連絡をいただきました。 私が訪問した翌日、同館は安全・保安上の理由により午後から臨時休館となったとのこと。 素…

【松戸 昭和の杜博物館】私設博物館が守り続ける「物」と「時間」

#昭和の杜博物館 全景 「昭和の杜博物館」は、昭和の暮らしや乗り物、そして「かつて当たり前に使われていた物」たちが所狭しと並ぶ空間です。開館日は月に数回と限られており、常設開館の博物館ではありません。いわゆる「昭和レトロ」を、きれいに整理して…

【千駄木】鉄道居酒屋「せとうち」で22年目の食事 2004年の記憶と2026年の今

2026年2月10日(火)、久々に千駄木の「せとうち」を訪れた。 初めてこの店を訪れたのは2004年12月。気がつけば、「せとうち」と出会ってから22年が経っている。 今では年に1回程度の利用になったが、予約の電話を入れれば、「久々ね~」と弾んだ調子で迎え…

【寝台列車今昔物語 ~夢空間が清瀬へ、その軌跡~】清瀬市郷土博物館 2026年3月15日(日)まで開催

2026年2月、清瀬市立中央公園に豪華寝台客車「夢空間」が設置されたことにあわせ、清瀬市郷土博物館で開催中の特別展 「寝台列車今昔物語 ~夢空間が清瀬へ、その軌跡~」を見てきました。日本の寝台列車や食堂車の歴史を振り返る企画展です。寝台列車や食堂…

【JR西日本 115系G編成】「食パン顔」115系 まもなく終焉! 播州赤穂まで乗った記録

昨年末(2025年12月30日)、岡山から赤穂線に乗り、115系G編成で播州赤穂まで向かった。このときは、特別な思いを抱いていたわけではなく、ただ久しぶりに115系に乗った、という程度の感覚だった。しかし、2026年3月14日に予定されているJRグループのダイヤ…

【YouTubeがバズった!】19年前のE233系 運転初日の映像は、なぜ今バズるのか SD画質・10分制限だった2006年のYouTube

先週(2026年2月3日)から、19年前にYouTubeへ投稿した動画の再生数が、急に伸び始めた。3日間で約3万回再生された。 いわゆる「バズった」と言っていい動きだ。 ただし、その動画はいま流行しているような最新映像ではない。2006年に撮影・投稿したもので、…

【清瀬中央公園・夢空間】公開初日 隈研吾デザインの「まつぼっくる」オープンと展示開始の一日

2026年2月1日、清瀬中央公園。この日、清瀬市立南部児童館等複合施設「まつぼっくる」がオープンし、それにあわせて、かつての豪華客車「夢空間」が一般公開を迎えました。「まつぼっくる」は、児童館機能を中心に、多世代が利用できる交流スペースを備えた…

【フランス】「ル・トラン・ブルー」乗車記(1989年1月) ワゴン・リの寝台車で知った昭和の終焉

日本の「ブルートレイン」という愛称のルーツが、フランスにあることをご存知でしょうか。 その名は「ル・トラン・ブルー(Le Train Bleu=青列車)」。かつてパリと地中海を結び、ヨーロッパの富裕層に愛された伝説の豪華列車の系譜です。 1989年1月、私は…

【国鉄特急シール】1980年の国鉄特急を記録したチョコのおまけ発掘

実家の片付けをしていた際、数枚の鉄道シールが見つかりました。おそらく1980年(昭和55年)前後、私が子供の頃に手にしたものです。 記憶を辿れば、細長い筒状のケースに入った、粒状のチョコレートのおまけだったように思います。 今のネット社会であれば…

【姫路駅】名物「えきそば」と「姫路おでん」をハシゴ!ホームの車両型店舗から地下街まで

姫路駅に降り立つと、つい足が向いてしまうお店があります。 1949年(昭和24年)から続く「まねきのえきそば」です。 最大の特徴は、和風だしに「黄色い中華麺」を合わせた独特のスタイル。 一般的な日本そばのイメージで食べると驚きますが、この組み合わせ…

【我孫子駅】弥生軒の唐揚げそば。山下清画伯が働いた店で「巨大唐揚げ」を味わう

職場で成田山へ新年祈祷に行った帰り道。 どうしても食べたいものがあり、あえて我孫子駅を経由するルートを選びました。 お目当ては、JR我孫子駅のホームにある「弥生軒」の唐揚げそば。 ここは立ち食いそば好きには有名ですが、実は「裸の大将」で知られる…

【品川駅】山手線ホーム限定!常盤軒の名物「品川丼」 100年続く老舗の秘密

JR品川駅のホームに降り立つと、ふわりと漂ってくる出汁の香り。その香りの主が、100年以上の歴史を誇る立ち食いそばの名店「常盤軒」です。 かつては多くのホームに立ち食いそば店があった品川駅。 現在、ホーム上で営業しているのは1番線(山手線)と13・1…

播但線103系に出会う 「オリジナル顔」と昭和の爆音を求めて

2025年大晦日。私は、日本100名城の一つである「姫路城」のスタンプ押印を目的に、姫路を訪問していました。しかし、姫路に宿泊し、時間に少しゆとりができたこの日、私にはどうしても立ち寄りたい場所がありました。それが、JR播但線を走る103系電車です。1…

引退から2年…小田急ロマンスカーVSEが本線を疾走した未明の出来事 未明の回送が語り起こす記憶

本日2025年12月6日(土)未明。2年前に引退した「小田急ロマンスカー5000形 VSE(50001編成)」が、喜多見検車区から大野総合車両所へと自力で回送された。引退後の車両が深夜の本線を走る──そんな“もう二度と見られないと思っていた光景”が、再び現実になっ…

清瀬中央公園に姿を現した豪華客車「夢空間」 この車両が残してきた記憶

2025年11月29日。清瀬中央公園に姿を現した豪華客車「夢空間」を見てきました。 この車両は、2025年1月22日に、ららぽーと新三郷から清瀬中央公園へ陸送されましたが、これまで公園一帯を覆っていた高いフェンスのせいで、外からはその姿を一切見ることがで…

レア中のレア!東横線「HIKARIE号」が有楽町線に現れた朝

今朝(2025/11/26)の通勤で、有楽町線ではまず見かけない“思わぬ珍運用”に遭遇しました。4年半この路線を使っていても、めったに見られない東横線車両の代走パターンです。 自宅を出る前に、東横線の運転見合わせのニュースを見ていたので、「もしかしたら…

【上海〜北京】世界最速350km/h「復興号」に乗車 高速線が並走する中国高速鉄道のスケール感(2019年10月の記録)

2019年10月。 この2か月後にCOVID-19(新型コロナ)が世界で猛威を振い、世界が大きく変わることなど想像もしていなかった、最後の時期ともいえる頃、私は海外旅行で中国を訪れていました。 旅の目的はいくつかあり、鉄道に関するテーマが3つ、飛行機に関す…

米タンとは?鶴見線「安善」発 横田基地へ航空燃料を運ぶ貨物列車 週2回運転・臨時踏切の光景

先日、鶴見線・安善駅の南側にある アメリカ軍鶴見貯油施設 へと、貨物列車がゆっくりと分岐していく瞬間を目撃しました。通称 「米タン」 と呼ばれるタンク列車で、週に数回しか運転されない非常にレアな存在 です。 鶴見線の安善駅から南へ延びる専用線は…

2029年デビュー!小田急 新型ロマンスカー80000形コンセプトに思う 連接台車に寄せる想い

2025年11月17日、小田急電鉄から新型ロマンスカーに関するプレス発表があった。デビュー予定は2029年3月。形式は「80000形」、7両編成、特急ロマンスカーEXE(30000形)の代替であり、同時にVSE(50000形)の後継としての位置づけとなるという。 開発コンセ…

満鉄の特急「あじあ号」を牽いた蒸気機関車パシナを訪ねて 瀋陽鉄路陳列館を訪ねて(2019年10月の記録)

2019年10月29日。北京からの寝台列車で瀋陽を訪ねた目的はただひとつ。瀋陽市の郊外にある「瀋陽鉄路陳列館」を訪ねることでした。 ここには、かつて満州国を走った特急「あじあ号」を牽引した蒸気機関車「パシナ」が静かに保存されています。満鉄の誇りとし…

北京〜瀋陽を結ぶ寝台列車の旅 高級軟臥に乗って大陸を北へ(2019年10月の記録)

2019年10月18日。北京駅22時33分発の瀋陽北行き夜行列車「K53号」に乗りました。日本ではすでに姿を消した「機関車牽引の長編成列車」が、いまも現役で走る中国。その中でも特別な車両「高級軟臥」に乗り、北京から満洲の中心・瀋陽まで約9時間の旅です。 こ…

サンライズエクスプレス、出張の記憶とビジネス需要

今日は夕方から川崎駅近くの「快活クラブ」というワーキングスペース(いわゆるネットカフェ寄りの空間)で、4時間ほど残務を片付けました。 職場に戻る移動時間がもったいなく、ドリンクバー付きで910円(ポイントを330円分利用)という利用料金は驚くほど…

さんふらわあ下船後の旅 大洗から東京駅まで特急ときわとあんこう三味弁当

苫小牧から大洗までフェリー「さんふらわあ」夕方便で22時間の船旅を終え、下船後は東京へ帰る鉄道の旅。大洗から東京駅までの帰路は、鹿島臨海鉄道と特急ときわを乗り継ぐルート。 途中で出会った懐かしい6000型車両や、大洗名物の「あんこう三味弁当」が旅…