
2025年5月24日、お台場で開催された「STAR ISLAND 2025」に行ってきました。
昨年に続く国内開催で、ドローン・花火・音楽・照明・パフォーマンスが融合した“未来型花火エンターテインメント”とされるこのイベント。世界各国でも注目されており、日本では近年の新たな夜イベントとして注目されています。
このイベントは、2017年に東京・お台場で初開催され、その後シンガポールやサウジアラビアなどでも展開。
2024年には5年ぶりに日本での開催が復活し、**福岡(5月)と東京(6月)**の2都市で実施されました。
今回の「STAR ISLAND 2025」は、それに続く形での開催となり、日本国内では通算3回目となります。
今年も、昨年と同じく、ドローンショー好きの知人に誘われての参加でした。

雨の中の強行開催──あと少しズレていれば…
会場はお台場の砂浜。
イベント開始前には一時的に小雨が止み、「このまま天気がもってくれれば…」と淡い期待を抱いていたのですが、
本番が始まった直後からまさかの本降りに。
そして終了と同時に雨が止むという、「もう少しだけタイミングが違っていれば…」と思わずにはいられない展開でした。
また、会場内では傘の使用は禁止。
入場時に配布されたカッパ型の簡易雨具を着用して観覧するスタイルですが、観客は小さなレジャーシートを敷いて砂浜に座る形式だったため、
足元までは雨具で覆いきれず、時間とともに靴やズボンの裾はびしょ濡れに。
冷たい砂と雨の中で座り続けるのは、なかなかハードな体験でした。

チケット価格と座席構成に感じた疑問
座席構成と価格設定にも、疑問を感じざるを得ませんでした。
最もリーズナブルなエリア「スターシート」(1人8,800円)は、会場の最も端に設けられており、入口からもかなり距離がある場所。
雨天でぬかるんだ砂浜をそこまで歩いていくのは、想像以上に疲れます。
その隣には、**価格が約2倍となるエリア「ビューシート」(1人16,500円)**が設けられていました。
このビューシートのエリアは非常に広く、昨年までスターシートとして使われていたと思われるエリアの半分ほどが、今年は価格倍のビューシートに“昇格”していたように見えました。
ところが実際には、このビューシートには開場直後からほとんど人が入っておらず、がらんとした状態。
チケットの販売が伸びなかったのでしょう。17:30頃にはその一部が開放され、スターシートの来場者がそちらに流れ込む対応が取られていました。
結果として、リーズナブルなチケットを購入した来場者は、隣接するビューシート側にも分散することとなり、
また雨という天候も相まって、私の周囲はむしろガラガラに感じるほどでした。
本来は価格によって鑑賞環境に差があるべきところですが、今回はその設計がうまく機能していない印象です。
昨年と比べても、座席の構成と価格のバランスには明らかな“改悪”を感じました。

内容そのものにも残るモヤモヤ
イベントの演出としては、ドローンと花火が音楽と連動しながら夜空に映像を描くスタイル。
未来感のある空中演出には一瞬見入る場面もありましたが、全体の上演時間はちょうど1時間で終了。
これがあらかじめ予定されていた構成だったのか、天候による短縮だったのかはわかりませんが、
「これで終わり?」という物足りなさが否めず、料金とのバランスに疑問が残る内容でした。
個人的には、演出の完成度よりも、運営側の視点や来場者への配慮が足りないのではという印象が残ってしまいました。

雨音と冷えを伴った“未来体験”
イベント中に撮影した動画には、雨音がはっきりと入り込んでおり、ある意味では臨場感あふれる記録となりました。
ただ、濡れた足元や冷えきった身体とともに味わう“未来型エンタメ”は、あまりにも過酷で、
どうしても「また行きたい」とは素直に思えなかった、というのが正直なところです。
まとめ:未来型ではあったが、満足度は…
「STAR ISLAND」は、従来の花火大会とはまったく異なる演出で、
映像と音、ドローンと花火を融合させた革新的なイベントであることは間違いありません。

ただし、価格に見合う満足度を得られるかどうかは、天候や座席構成、運営側の対応に大きく左右されるとも感じました。
来場者の体験をどう設計し、どう守るか──その部分にもっと目が向いていれば、印象はまったく違ったかもしれません。
本来はFacebook用に軽く投稿するつもりでしたが、思いのほか書きたいことが多くなってしまったので、こうしてブログにまとめることにしました。
来年以降、参加を検討される方の参考になれば幸いです。
