
昨日(2025年11月15日)、初めて国営武蔵丘陵森林公園を訪れた。
この森林公園では、秋から冬にかけて「光と森のStory」という3部作のライトアップイベントが行われており、10月の第1章、11月の第2章、12月の最終章と物語のように展開していく。
今回はその第2章「紅葉見ナイト」を訪ねたのだが、まだ点灯前の時間帯だったこともあり、点灯前に立ち寄ったカエデ園では少し早い紅葉を楽しみつつ、夕暮れの森がゆっくり暗くなり、光が浮かび上がり始める“移り変わりの瞬間”を味わうことができた。

国営武蔵丘陵森林公園とは
国営武蔵丘陵森林公園は、埼玉県比企郡滑川町・熊谷市にまたがる日本初の国営公園で、東京ドーム約65個分という広大な面積を誇る。
園内は東西にとても広く、四季の花や森の散策、スポーツ施設まで揃った“自然とレジャーの総合公園”という印象だ。
これまで名前は何度も耳にしていたものの、実際に訪れるのは今回が初めて。
都心のイルミネーションとは違い、広い森の静けさを背景にした光の演出が際立つ場所だった。

イルミネーション会場は“中央口周辺だけ”
森林公園はとにかく広いが、イルミネーションが行われるのは 中央口〜カエデ園〜植物園周辺の限られたエリア。
そのため、16時を過ぎる頃には中央口駐車場が一気に混雑し、満車を避けるため手前の民間駐車場へ入る車も多かった。
イルミが公園全体に広がるタイプではなく、テーマエリアを絞って演出しているのが特徴のようだ。

物語仕立ての「光と森のStory」
森林公園のイルミネーションは、10月・11月・12月の3部作で展開される。
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第1章(10月):森のハロウィンナイト
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第2章(11月):紅葉見ナイト(今回の章)
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最終章(12月):スターライトイルミネーション
章ごとにテーマも雰囲気も大きく変わり、3つの季節で物語が完結するような構成になっている。
毎月訪れて違いを楽しめるように工夫がされているのも面白い。

夕暮れの森で迎えた“点灯前の時間”
今回訪れた第2章「紅葉見ナイト」は16時30分に点灯するが、私は少し早めに到着した。
イルミネーションの前後で雰囲気が大きく変わるため、この“点灯前の時間”を味わえたのはむしろ幸運だった。
まだうっすら明るさが残る森の中、影が少しずつ濃くなり、木々が夜の装いへと変わっていく。
試験点灯の光がふいに木の隙間に現れた瞬間もあり、まさに“幕が上がる直前の静けさ”のような時間だった。
また、歩いていて最初に驚いたのがペット連れの来園者の多さ。
森林公園はもともと犬の散歩コースとしても人気があり、夜でも光る首輪をつけて一緒に歩く家族の姿が印象的だった。

初めての森林公園で迎えた夕暮れと、そこから始まる光の演出。
まるで森そのものが物語の舞台になっていくような、静かで美しい時間を過ごすことができた。
都心のイルミネーションとは違い、広い空、広い森、静かな道。
その“余白のある光”が、このイベントならではの魅力だと思う。
静かなイルミを楽しみたい人には、おすすめできる場所だ。


